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痛みの血管内治療

"慢性疼痛"の血管内治療
"モヤモヤ血管" "運動器カテーテル治療"について

 

痛みの血管内治療外来は完全予約制ですので、必ずお問い合わせのうえご来院ください。

また初診前に、当院での治療により改善が見込める症状かどうかドクターによる事前相談も可能です。お気軽にお問い合わせください。

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痛みの血管内治療専用LINE

 

あなたの長引く痛みの原因は“モヤモヤ血管”のせいかも!?

 

治療対象疾患

首〜肩 首こり肩こり、四十肩五十肩、ワクチン接種後の肩の痛み(SIRVA)、有痛性鍵盤断裂、肋軟骨炎
上腕骨外側・内側上顆炎(テニス肘・ゴルフ肘)
ヘバーデン結節、ブシャール結節、TFCC損傷、手関節滑膜炎、CM関節症、ドケルバン腱鞘炎、関節リウマチ
椎間関節炎、仙腸関節炎、棘突起間靱帯炎、腰椎分離症
股関節 変形性股関節症、大転子滑液包炎、グロインペイン、ハムストリング付着部炎
変形性膝関節症、膝蓋腱炎(ジャンパー膝)、オスグッド病、腸脛靱帯炎(ランナー膝)、鵞足炎、膝蓋大腿靱帯炎
アキレス腱炎、足底腱膜炎、シンスプリント、有痛性外脛骨、モートン病、疲労骨折、Jones骨折
その他 帯状疱疹後神経痛、慢性前立腺炎、間質性膀胱炎

モヤモヤ血管とは

『モヤモヤ血管』とは何でしょう?

痛みの原因部位にできる「異常な血管」が、血管造影すると“モヤモヤ”として見えるため、わかりやすく“モヤモヤ血管”と呼んでいます。
“モヤモヤ血管”は珍しいものではなく、肩こりや五十肩、腰痛、膝の痛みをはじめとした治りにくい関節などの痛みには、そのような異常な血管が存在することが様々な研究で確かめられています。

『モヤモヤ血管』が痛みの原因となる理由

なぜ“モヤモヤ血管”が痛みを発生させるのか

基本ルールとして、人体は「血管と神経が一緒に伸びる」ことがわかっています。
この写真は左肩が痛い方の血管造影です。黒く太い線が動脈で、その周囲(肩関節)がモヤモヤと黒く染まっています。
これらが“新生異常血管(モヤモヤ血管)”であり、この異常血管の周りには異常神経が一緒に存在しているため、肩の痛みを感じてしまいます

モヤモヤ血管 簡易チェック

あなたの痛みはモヤモヤ血管が原因か簡易セルフチェック

モヤモヤ血管簡単チェック

※2つ以上当てはまると、モヤモヤ血管がある可能性が非常に高い

  • 自分の指で押してみると、明らかにほかの場所に比べて痛い場所がある(圧痛がある)
  • じっとしていても痛みが続く
  • 就寝前、就寝中の寝返りなども痛む
  • 朝起きた時の動き出しが痛い
  • 立ち上がり、不意の動作などの動き出しが痛い
  • 痛みの感じ方は、ズキズキ、ジンジン、チクチク、重く感じるなどの痛み
  • 痛い場所が赤くなったり、腫れることがある(腫れている)
  • 天気によって痛みが変わる クーラーにあたると痛い
  • お酒を飲んだ後に痛みが増す
  • 激しく運動した後に痛みが増す

"モヤモヤ血管"の治療

モヤモヤ血管を減らすことで異常神経も減ることが様々な研究でわかってきています。
そこで、動脈内から“一時的塞栓物質”を用いてモヤモヤ血管を塞栓し減らすことで、痛みを軽減させる治療が可能になりました。

 

一時的塞栓物質(イミペネム・シラスタチン)について

イミペネム・シラスタチンは、日本では20年以上前から抗生物質として認可・使用されている薬剤ですが、「水に溶けにくい」特徴から “モヤモヤ血管”を一時的に詰める効果があります。薬の粒子は正常血管では数秒で溶けていきますが、“モヤモヤ血管”は細くて脆いため、一時的に詰めるだけで十分減らすことができます。また、認可された抗生物質であることから体の組織に影響を与える可能性はとても低く、安全性の高い治療であることは世界中の多くの研究からもわかっています。
治療による改善時期や程度は疾患によって異なりますが、1-2ヶ月前後で約8割の方が改善を実感したと回答されます。

 

血管内治療には大きく2つの方法があります。

① 動注治療

テニス肘やヘバーデン結節、母指CM関節症、足底腱膜炎、外反母趾などの痛みでお困りの方に動注治療という最新治療を行っています。
これは手首や足首の動脈にとても細い注射針を用いて一時的塞栓物質を注入し、痛みの原因部位にできてしまう異常な血管(モヤモヤ血管)を減らす治療法です。

注入量や回数が少なくて済む治療で、動脈が浅いところにある場合に可能です。

約5分で終了します。

 

② カテーテル治療 (経動脈的微細血管塞栓術:TAME)

カテーテル治療は、全身のモヤモヤ血管へ直接薬剤を投与することが可能な、日帰り治療です。足の付け根(鼡径部)や手首から、カテーテルという太さ0.6mmほどの「くだ」を血管の中に挿入してモヤモヤ血管のすぐ近くまで進め、一時的塞栓物質を直接投与します。全身麻酔は必要なく、挿入箇所の局所麻酔のみで行う30分〜1時間ほどの治療です。

カテーテル治療は肩や腰、膝など、広い範囲の治療時に行います。

 

これらの治療はオクノクリニックの奥野先生によって2014年に開発されたものです。

当院はオクノクリニック(https://okuno-y-clinic.com/)とライセンス契約を結び動注治療を行なっております。

治療までの流れ

STEP1
診察予約

お電話(ながさきハートクリニック095-818-4199)またはお問い合わせフォーム
痛みの血管内治療 公式LINEにてご相談やご予約をお願いします。
自分の長引く痛みは治療対象になるのだろうか、と受診を悩まれている方には担当医師による無料電話やLINE相談が可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

STEP2
痛みの血管内治療外来"を受診

診察、各種検査(血液検査、レントゲン、エコー、MRIなど必要に応じて)を行います。MRI以外の検査は外来診察料に含まれます。

STEP3
診断と動注治療

診察・検査結果をもとに治療の適応を判断します。動注治療は当日すぐに外来で行うことができますが、カテーテル治療は後日になります。

STEP4
カテーテル治療

原則日帰りで行い、施術時間は30分〜1時間程度です。
治療後は2〜3時間程度ベッドで安静にしていただき、歩いてのご帰宅となります。

STEP5
治療後

痛い動作を繰り返さないことが原則ですが、基本的には日常生活に動作制限はありません。いつも通りの生活をしていただけます。
治療後は数回外来でフォローしていき、必要に応じて追加の注射や動注治療を行うこともあります。
短期間の通院で済むように治療提案を行い、痛みが改善すれば通院の必要は無くなります。

治療成績 例

肩関節周囲炎(四十肩、五十肩)

1年半前から起床時に肩の痛みがあり、夜間痛と可動域制限が酷くなってきた患者様です。
超音波検査で肩関節の異常血流増加を確認。
カテーテル治療でモヤモヤ血管を減らしました。

治療の約20日後から起床時・夜間痛がなくなり、外来で3回注射治療を追加すると痛みは以前の3割程度となりました。

アキレス腱炎

両側のアキレス腱が4ヶ月前から痛くなり始め、平地歩行でも痛むようになった患者様です。超音波検査で両側のアキレス腱の肥厚と異常血流増加を認めたため、カテーテル治療でモヤモヤ血管を減らしました。治療から約1ヶ月後には痛みが半減し、平地歩行での痛みは無くなりました。長時間の立位ではまだ痛みがあったため、外来で動注治療を追加。さらに痛みは改善して以前の3割程度となり、長時間の立位も可能となっています。

慢性前立腺炎

長時間の座位による会陰部の痛みと、頻尿の症状があり、泌尿器科で慢性前立腺炎の診断を受けた患者様です。治らない病気と言われ、数年間薬を飲んでも一向に良くならず、気持ちも落ち込んでいらっしゃいました。造影MRI検査で炎症タイプの慢性前立腺炎の所見を認めたため、カテーテル治療を実施。血管造影をすると明らかなモヤモヤ血管があり、一時的塞栓物質を投与してモヤモヤ血管を減らしました。術後約1ヶ月から座っていられる時間が増えて頻尿も改善し、会陰部の違和感が明らかに減少。2回目のカテーテル治療をするとさらに効果を実感され、痛みによる悩みから解放されて気持ちも晴れやかになった生活を送られています。

カテーテル治療(手術)名:経動脈的微細血管塞栓術

治療の説明:足の付け根(鼡径部)や手首から、カテーテルという太さ0.6mmほどの「くだ」を血管の中に挿入し、異常な炎症新生血管(モヤモヤ血管)を減らします。カテーテル挿入箇所の局所麻酔のみで行う30分〜1時間ほどの治療です。

施術の副作用(リスク):カテーテル挿入部位の内出血(約4%)、造影剤や薬剤による蕁麻疹などのアレルギー反応(約2%)、治療部位の一時的な疼痛の増加(約5%)

施術の費用:180,000〜395,000円(税抜)

 

治療費用

※痛みの血管内治療外来や治療費用に保険適応はなく、自費診療です。理由は、一時的塞栓物質として使用しているイミぺネム・シラスタチンが厚生労働省に認可された「医薬品」のため、日本では「塞栓物質(医療機器)」として二重認可されません。慢性疼痛に対しての血管内塞栓治療は多くの研究で安全性と有効性が認められ、アメリカやドイツではすでに保険診療としてカテーテル治療がなされていますが、日本の現状では自費診療となります。

 

  料金(税込)
初診料 5,000円
(5,500円)
再診料 3,000円
(3,300円)
注射 5,000円
(5,500円)
 
動注治療 片側 両側


・ヘバーデン
・ブシャール
・CM関節症など

20,000円
(22,000円)
30,000円
(33,000円)

肘、足
・テニス肘
・ゴルフ肘
・足底腱膜炎
・外反母趾
・有痛性外脛骨

30,000円
(33,000円)
40,000円
(44,000円)
 
カテーテル治療
(注1、注2)
1部位 2部位
1,肩・首の痛み 295,000円
(324,500円)
365,000円
(401,500円)
肩関節周囲炎、石灰沈着性腱板炎、肩こり、頸部痛
2,膝の痛み 295,000円
(324,500円)
365,000円
(401,500円)
変形性膝関節症、ジャンパー膝、人工膝関節置換術後、膝蓋下脂肪体炎など
3,肘・手首の痛み 295,000円
(324,500円)
365,000円
(401,500円)
テニス肘、ゴルフ肘、TFCC損傷、CM関節症、関節リウマチなど
4,足の痛み 295,000円
(324,500円)
365,000円
(401,500円)
アキレス腱炎、有病性外脛骨、足底腱膜炎など
5,腰・股関節・お尻の痛み
(返金保証対象額)
325,000円
(357,500円)
395,000円
(434,500円)
変形性股関節症、腰痛、ハムストリング付着部炎など
6,その他の痛み
(返金保証対象外)
295,000円
(324,500円)
365,000円
(401,500円)
助軟骨炎、帯状疱疹後神経痛、術後の痛み、間質性膀胱炎、慢性前立腺炎、痛風など
 
(注1)術後1カ月以内の2回分の再診料と手術部位への緩和目的の注射料を含む
(注2)返金保証:効果が全くない場合、材料費10万円を除いて返金
    返金保証対象外:75歳以上、認知症、膠原病、パーキンソン病、
    重度の変形、5年以上の痛み、その他医師の指示疾患
 
カテーテル治療の学生
アスリート割引
1部位 2部位
上記の痛み 180,000円
(198,000円)
250,000円
(275,000円)

 

よくある質問

なぜ自費診療なの?

痛みの血管内治療は全て自費診療です。理由は、一時的塞栓物質として使用しているイミぺネム・シラスタチンが医薬品として認可されているため、塞栓物質(医療機器)としての二重認可が取れません。アメリカやドイツではすでに保険診療としてカテーテル治療がなされていますが、日本でも医療機器として使える新しい塞栓物質を開発しており、数年以内の保険適応を目指しています。

痛い治療なの?

動注治療は採血よりも細い針を用いるため、痛みはほとんどありません。カテーテル治療は局所麻酔の針が少し痛い時もありますが、その後は痛くありません。とても低侵襲の治療です。

初診で何をしますか?

問診、身体診察、エコー検査の他、必要に応じてレントゲン検査、CT/MRI検査などを行い、動注治療やカテーテル治療でどれくらいの治療効果が期待できるかを判断します。

カテーテル治療は入院の必要がありますか?

必要はありません。来院時は、トイレ付きの個室をご提供します。カテーテル治療当日にご来院いただき、個室で着替えなどの準備をしたら治療開始。治療後は個室で2~3時間休んでいただき、止血を確認したら歩いて帰ることができる日帰り治療です。

カテーテル治療後はどれくらい通院が必要ですか?

症状や疾患により異なりますが、通常は1〜3回程度の追加注射治療やコンディショニング指導などをお勧めしています。

加入している医療保険は使えますか?

民間医療保険の種類によっては、痛みのカテーテル治療(運動器カテーテル治療)が手術扱いとなり、手術一時金などを利用できる可能性があります。ご加入されているプランにより異なるため、ご希望の方には保険会社へ問い合わせる内容をお教えいたします。

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